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先日、グッチの
「バンブーが出会う日本の工芸と現代アート展」へ行ってきました。

私は昔から、異素材を組み合わせて新しい世界を生み出す
そんな「ものづくり」に惹かれてきました。

革と布、古いものと新しいもの、日本文化と異国文化。
一見かけ離れたもの同士が組み合わさることで生まれる
意外性や美しさに触れた瞬間、心がワクワクするのです。

展示では、
印伝や西陣織、漆塗りや白磁といった日本の工芸が、
グッチのバンブーバッグと融合し、ひとつの作品として仕立てられていました。


伝統と現代、職人技とブランドの世界観
それぞれの持つ歴史や個性が響きあいながら、
新しい命を吹き込まれている。
その一つひとつに、深く心を動かされました。

完成品はもちろん素晴らしかったのですが、
私が特に魅かれたのは「つくる過程」。

グッチの型紙がピンク色の紙で作られていること、
その色みや紙の質感にまで、ブランド「らしさ」が宿っていて、
思わず見惚れてしまいました。

実は私も、今の仕事をする前は、オーダーメイドのバッグやドレスを仕立てていました。
「人の想いを形にする」ことが、ずっと好きだったんです。

違う素材を組み合わせると、誰も想像しなかった新しい価値が生まれる。

それは、人の集まる組織も同じだなって思います。

一人ひとりの強みや想いをが響き合うことで、
チームはもっと強く、もっと面白くなる。

「人」と「人」が出会い、関わり合うことで生まれる力は、
素材と素材が出会って美を生み出すのと同じ。

「ものづくりも組織づくりも、本質は変わらない」
そう、改めて実感した展示会でした。

銀座に行かれる方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
ユニークな世界観に浸れますよ。
会期は9月23日まで。

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