社長の想いは、社員の心にまっすぐ届いていますか?
社長の想いは、社員の心にまっすぐ届いていますか?
先日、フィットネスクラブ「ラストウェルネス」様の代表挨拶文を制作させていただきました。
「代表挨拶」は、理念を伝える大切な一歩です。
きっかけは「理念策定」のご依頼から。
理念の策定では、何度も対話を重ねながら、
どんな未来を目指すのか
どんな価値を届けたいのか
を一緒に言葉にしていきました。
理念が定まったあと、代表からこんな相談が。
「“代表挨拶”を書きかえたいんです。」
私が最初にした質問は、とてもシンプルでした。
「この代表挨拶は、誰に届けたいですか?」
文章は、届けたい相手が明確になったときに初めて命が宿るものだからです。
代表が思い浮かべたのは、この2つの存在でした。
今ここで働いている社員さんたち
これから仲間になるかもしれない求職者の方々
彼らの心に届くメッセージをつくるには、
社長の頭の中だけでなく、“現場”に答えがあるはず。
そう考え、数名の社員さんにインタビューをさせていただきました。
「この会社のどこが好きですか?」
「ここで働くやりがいって、なんですか?」
見えてきたのは、社員の皆さんが心から**誇りに思っている“会社の姿”**でした。
「ここは、ただ運動する場所じゃない。
お客様と、私たち社員自身の夢がかなえられる場所なんです。」
「人の人生が変わる瞬間に立ち会える。
こんなにやりがいのある仕事、他にないですよ。」
現場のリアルな声と、代表の信念や原体験。
点と点だった想いをつなぎ、
一本の線として紡ぎ直したのが、今回の代表挨拶です。
ぜひご覧ください。
▶︎ 完成した代表挨拶はこちら
▶︎ 理念(MVV)はこちら
未来への想いを込めたタグラインも作らせていただきました。
「未来をもっと素敵にする」
オールリーダーズスピリッツ
関わるすべての人の人生を豊かにするリーダーとなる」
今は、AIが素晴らしい文章を生成してくれる時代です。
もちろん私も、その力を借りることはあります。
でも、私はこう考えています。
「誰に、どんな想いで、どんな未来を願って言葉を紡いだか。」
たとえ同じような言葉が並んだとしても、
そこに込められた背景やストーリー、
“思考のプロセス”から生まれる熱量こそが、人の心を動かす。
情報はAIでもつくれるけれど、
共感や信頼は、人の手でしか生まれない。
だから私はこれからも、
一つひとつの言葉に背景と物語を宿す、伴走者でありたいと思っています。
今回もまた、「想いの力」に気づかせていただいた、素晴らしい時間でした。
本当にありがとうございました。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。