ライティングで一番大切なのは、“文章力”じゃない
今日は、採用サイトの経営者ストーリーを作るために、
4名のスタッフの方にインタビューをさせていただきました。
「経営者ストーリーなのに、なぜ社員に?」
そう思われるかもしれません。
でも実は、採用活動で本当に伝えるべき“会社の価値”を一番よく知っているのは、経営者ではなく社員さんなんです。
ライティングで一番大事なのは、
「文章力」ではなく、「何を書くか」。
そして、その答えを知っているのは――
届けたい相手である求職者、
そして、今まさにその職場で働いている人たち(=かつての求職者)です。
彼らが、どんな言葉に心を動かされ、
どんな職場で「人生をかけたい」と思ったのか。
それを聞かずに作った文章は、
どんなに整っていても、“ひとりよがりなラブレター”になってしまう。
私はそう考えています。
だから私は、まずは「聞くこと」に時間を費やします。
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なぜ、この職場を選んだのですか?
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なぜ、今もここで働き続けているのですか?
社員さんの言葉には、未来の仲間を惹きつけるヒントが詰まっている。
それは、どんなマーケティング手法にも勝る力を持っていると感じます。
思えば私は、ずっと「聴く」ことを中心に仕事をしてきました。
理念策定の支援もそう。
オーダーメイドのドレスやバッグを作っていた時も、
デザイナーの想いを形にしていたパタンナー時代も。
“言葉にならない想い”を聴き取り、形にする。
それが、私の得意で、大好きなことです。
きっとそれは、私自身が内気で、
想いをうまく言葉にできないタイプだったからかもしれません。
だからこそ、誰かの言葉にならない想いに、
どうしても耳を傾けたくなるのです。
今日、お話を聞かせてくださった社員の皆さん、
本当にありがとうございました。
心の奥にある言葉を、丁寧に語ってくださって、幸せでした。
「聴く」ことから、すべてが始まる。
これからも私は、そんなスタンスで、言葉を紡いでいきたいと思います。
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