言葉には、人の心を動かす力がある
今日は、ニューヨークの小さなエコデザイン会社
Holstee(ホルスティー)社のマニフェストをご紹介します。
このマニフェストは、創業時に彼ら自身が掲げた「人生の指針」。
そのまっすぐで率直な言葉は、世界中で共感を呼び、
ポスターや動画としても広がっています。
初めて読んだとき、こう思いました。
「言葉って、こんなにまっすぐ届くんだ」
押しつけでも自己主張でもないのに、
なぜか心がじんわりあたたかくなる。
それは、彼らの言葉が “かっこいいスローガン” ではなく、
「自分たちはこう生きたい」という切実さと
誠実さにあふれていたからかもしれません。
以下に、その全文を紹介します。
翻訳文ではありますが、ひとつひとつの言葉が、
あなた自身の中にある想いと、どこかでつながるかもしれません。
Holstee マニフェスト(日本語訳)
これは、あなたの人生です。
自分の好きなことをやりなさい。
そして、どんどんやりなさい。
何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。
今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。
人生をかけて愛する人を探しているのなら、それもやめなさい。
その人は、あなたが好きなことを始めたときにあらわれます。
考えすぎるのをやめなさい。人生はシンプルです。
すべての感情は美しい。
食事を、ひと口ひと口味わいなさい。
新しいことや人々との出会いに、心を、腕を、ハートを開きなさい。
私たちは、お互いの違いで結びついているのです。
自分のまわりの人に、何に情熱を注いでいるか聞いてみましょう。
そして、あなたの夢も語ってください。
たくさん旅をしなさい。
道に迷うことで、新しい自分を見つけることができるでしょう。
チャンスは一度しか訪れないこともあります。つかみなさい。
人生とは、あなたが出会う人々であり、
その人たちとあなたが創るものです。
だから、待っていないで始めましょう。
人生は短い。
情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう。
こうして読むと、特別なことは何ひとつ書かれていないのに、
生きることそのものへの信頼が、ゆっくりと湧いてきます。
忙しさに追われていたり、なんとなく迷いがあるとき、
こういう言葉が、静かに自分を立て直してくれるのかもしれません。
言葉は、人を傷つけることもできるし、
人の背中をそっと押すこともできます。
どんなときも、真摯でまっすぐな言葉を使いたい。
そんな想いを、改めて思い出させてくれるマニフェストでした。
▶ 動画と原文はこちら:
The Holstee Manifesto: Lifecycle Video
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