美術展メモ

美術展メモ

どんなものからも、建築は生まれる

六本木の森美術館で開催中の建築家・藤本壮介さんの展覧会へ行ってきました。 会場に入ってまず圧倒されるのが、模型の数。 建築の発想の源となった素材とともに、マッチ箱や松ぼっくり、丸めた紙やポテトチップスまで、所狭しと並べられています。 その間を歩きながら上を見上げたり、覗き込んだりしていると、まるで「森」を散...

美術展メモ

ヒルマ・アフ・クリント展にて

少し前に訪れた、ヒルマ・アフ・クリント展。彼女は、「世界で最も古い抽象画家」とも言われる、 スウェーデンの女性画家です。 彼女は、単なる空想を描いていたのではなく、“精神世界からの啓示”を受け取って、「いつか自分が建てる神殿に飾る絵」として作品を描いていたのだそう。 その絵は、光のエネルギーと優しさに満ちた...

美術展メモ

「暮らし」と「デザイン」は結びついている

先日、東京ステーションギャラリーで開催中の「テレンス・コンラン展:モダンブリテンをデザインする」に、友人と出かけてきました。 コンランのセレクトショップは、学生時代からの憧れ。シンプルで、軽やかで、どこか遊び心があって、日常にすっとなじむデザイン。その世界にふれるたびに、「自分の部屋をこんなふうにできたら…...

美術展メモ

ガウディとサグラダ・ファミリア展

「世の中に新しい創造などない、あるのはただ発見である。」 と言ったのは、 スペインの天才建築家アントニ・ガウディ。 永遠に未完だと思っていた彼の代表作 サグラダ・ファミリアがもうすぐ完成するらしい。 私がサグラダ・ファミリアを見に行ったのは、20年も前のこと。 その日は何か理由があって、 外から眺めるだけし...

日々の発見と気づき

自分に足りないものが強みに変わる時

ブランディングの仕事をしていて 発見したことがあります。 強みを決める要素は、 生まれつきの才能もありますが、 自分に足りないものを埋めようとする努力が、 決定的な強みを作る場合がある。 むしろ、その強みの方が、 情熱が注ぎ込まれている分、 際立っている。 例えば、今の私は、 「人と接するのが得意だね」って...